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●土曜クラスの授業方針

 「子どもを畏敬の念をもって受け入れ、
        愛をもって教育し、自由に向けて解き放つ」

 私たち講師が、このルドルフ・シュタイナーの言葉を自らの内に携えて、日々の教育活動に向かうことは言うまでもありません。
この言葉を、現実の教育実践に適用するためには、子どもの魂が真に求めているものは何なのか、と問う必要があります。
 人間存在の重層性と教育活動という複雑系に真摯に向き合いながら、この問いに答えようとすることは、簡単なことではありません。私たちは、
 「子どもの魂は、精神的な光と、感覚的な暖かさと、身体の能動性を求めている」と考えます。
 私たちはこの要求に応えようとしています。
そのために、一回一回の授業は有機的に構成されます。
 さらにもう一方では、これら三つの要素を供与する際に、考慮しなければならないことがあります。それは、子どもの魂は、それぞれの年齢によって、求めているものが異なっているという事実です。異なる魂の要求に対して、私たちは、年齢に応じた適切なお話と課題を選んでいます。

■土曜クラスのカリキュラム

 土曜クラスでは、ルドルフ・シュタイナーの提唱したオイリュトミーと、シュタイナー学校の授業形態であるエポック授業を併設して行っています。

・オイリュトミー

オイリュトミーは動きの芸術です。
シュタイナー学校では必須科目に取り上げられています。
エポック授業と同じように、子どもの年齢に従ったカリキュラムに沿って行なわれ、子どもたちの心身の成長を助け、調和をもたらします。
エポック授業で語られるお話や、季節に応じたお話や詩を題材として用い、低学年ではお話の世界、高学年では詩や音楽を通して、コトバや音の響きを体験し、学びます。
また、最初はひとつの円の体験から始まり、直線や曲線を動き、学年を追うに従い 幾何学図形などを動いていきます。
子どもたちは、そうして少しずつ、空間の中で自分が他者とともに調和することを学んでいきます。

・エポック授業

 土曜クラスのエポック授業では、取り上げたテーマを芸術的に表現し、身体全体を使って学びます。水彩やフォルメン線描、手の仕事などの芸術活動が中心となった授業の構成になっています。学んだことは、エポックノートに、記録されていきます。

年齢に応じたカリキュラムの一例として、お話のカリキュラムを挙げておきます。

  お話のカリキュラム
1年生
 日本の昔話、グリム童話などのメルヘン
2年生
 動物寓話、聖人伝説、メルヘン
3年生
 古事記、創世記、創造神話
4年生
 北欧神話、アイヌ・ラックル伝、ケルト神話など
5年生
 ギリシャ神話、ギルガメッシュ物語、お釈迦様の伝記(古代歴史)など
6年生
 イエス・キリストの伝記(古代歴史)、聖徳太子の伝記(古代歴史)など

・エポック授業の名称について

 エポックとは、ドイツ語で「期間」という意味です。シュタイナー学校の朝の授業は、算数や漢字などの特定の科目をひとつだけ取り上げて、数週間に渡り、継続して集中的に学びます。この授業の形態を「エポック授業」と呼んでいます。土曜クラスでも、この名称を使用しています。毎日の継続した授業ではありませんが、一回一回の授業が有機的に構成され、数回に渡って同じテーマを取り上げることで、子どもたちの魂を一つの方向に向けることができ、安定させることができます。

【お願い】
 ここに載せているカリキュラムは、保護者の理解のためのものです。子どもたちには知らせないでください。子どもたちが話の題名や題材を知ることは、望ましいことではありません。特に低学年の子どもが、話の題名や題材を知ることは、必要のない知性を過度に刺激することになり、全人の育成を妨げることになります。

(注)・授業内容の選択や、展開、色合いは、各講師によって異なります。
(注)・見学は、こどもたちへの配慮を優先していますので、お断りしています。
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